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monasuky

monasukyのJagung Bakar。インドネシアの空の下で鋳金作品を猫と一緒にトウモロコシを焼きながら諦めずに作る、その記録。されど技法、なかれど技術、永い道のり完成は見えると遠のく。

またひとつ展覧会が思ひ出になりました


中村真さんとの二人展 曖昧な景色 昨日無事終了しました。
足をお運び下さった皆様、行きたいけれど行けずブログを眺めていて下さった皆様、ありがとうございました。

会期中の水曜の昼下がり、ギャラリーへ来た友人と真さんが昼食へ出掛けました。私ひとり外光が暖かく差し込むギャラリーの丸テーブルで、古楽器奏者 立川叔男さんの演奏のCDを聴きながら、真さんのウズベキスタンでの楽器制作記録を読んでいました。それはそれは読み物としても面白く、異国の香りがするものでした。叔男さんと真さん、それぞれの深い世界と熱い思いが同時にスッと心に入ってきて、ドッカカーーンとして、言葉にうまく出来ませんが、それはすごく強くて熱くなりました。歯を食いしばりました。思いが伝わる音と言葉だね、これが。

まったくもって光陰矢の如し 私たちの暮らした国は少しずつ異国になり、1つひとつの展覧会をこなすことに追われていると、時は光のよう。だから、その光を捕まえて取っておくのです。輪郭が曖昧になっても、割れてバラバラになっても、捉えにくいけれど大事にしたいものは絶対にとっておくのです。

いつもより多くを書いたのは、真さんの言葉と作品を目がよく観たから、叔男さんの言葉と音を耳がよく聴いたからです。
作家は作品に物語らせるのだけれども、言葉もいいなと思いました。

いつもいつもよい出会いをありがとうございます。
gallery工+with さんありがとうございました。
そうそう、ギャラリーオーナーの濱田さんが
「もったいなほどいい女」という歌謡曲を作詞されたそうです。なんとも「曖昧な景色」のギャラリーの雰囲気と不似合いな生かした歌で、最も印象的な記憶になるかもしれません。とても違うことでした。
インドネシアで友人が言っていた「Perbedaan itu indah」- 違いこそ美しい という言葉を思い出しました。
違うことってスパイスになりますね。

ありがとうございました。

http://gallerykou.exblog.jp/20395460/
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