またひとつ展覧会が思ひ出になりました 2014年11月21日 さんにんいじょうごと 0 中村真さんとの二人展 曖昧な景色 昨日無事終了しました。足をお運び下さった皆様、行きたいけれど行けずブログを眺めていて下さった皆様、ありがとうございました。会期中の水曜の昼下がり、ギャラリーへ来た友人と真さんが昼食へ出掛けました。私ひとり外光が暖かく差し込むギャラリーの丸テーブルで、古楽器奏者 立川叔男さんの演奏のCDを聴きながら、真さんのウズベキスタンでの楽器制作記録を読んでいました。それはそれは読み物としても面白く、異国の香りがするものでした。叔男さんと真さん、それぞれの深い世界と熱い思いが同時にスッと心に入ってきて、ドッカカーーンとして、言葉にうまく出来ませんが、それはすごく強くて熱くなりました。歯を食いしばりました。思いが伝わる音と言葉だね、これが。まったくもって光陰矢の如し 私たちの暮らした国は少しずつ異国になり、1つひとつの展覧会をこなすことに追われていると、時は光のよう。だから、その光を捕まえて取っておくのです。輪郭が曖昧になっても、割れてバラバラになっても、捉えにくいけれど大事にしたいものは絶対にとっておくのです。いつもより多くを書いたのは、真さんの言葉と作品を目がよく観たから、叔男さんの言葉と音を耳がよく聴いたからです。作家は作品に物語らせるのだけれども、言葉もいいなと思いました。いつもいつもよい出会いをありがとうございます。gallery工+with さんありがとうございました。そうそう、ギャラリーオーナーの濱田さんが「もったいなほどいい女」という歌謡曲を作詞されたそうです。なんとも「曖昧な景色」のギャラリーの雰囲気と不似合いな生かした歌で、最も印象的な記憶になるかもしれません。とても違うことでした。インドネシアで友人が言っていた「Perbedaan itu indah」- 違いこそ美しい という言葉を思い出しました。違うことってスパイスになりますね。ありがとうございました。http://gallerykou.exblog.jp/20395460/ PR