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monasuky

monasukyのJagung Bakar。インドネシアの空の下で鋳金作品を猫と一緒にトウモロコシを焼きながら諦めずに作る、その記録。されど技法、なかれど技術、永い道のり完成は見えると遠のく。

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Domani・明日展 「あれは舞台だったんだ」



インドネシアで無我夢中で手当たり次第に作っていた時があります。
その時代の作品を再構成しようとすると、変わってしまった今の環境でどうしてよいのかわからなくなっていました。数日間悩むと 「あれは舞台だったんだ」と気付き、急に気持ちが晴れました。
展示室内に舞台を作り、そこにその作品群を登場させることにしました。タイトルは 「あれは舞台だったんだ」です。
舞台はインドネシア、何を演じているかは感じてもらえればいいとして、必要な要素は光、音、風。風は素敵な扇風機がなかったので省略しました。光は照明、音は、音楽とコーランです。インドネシアでCDを聴きながら屋外の工房で制作していると、イスラムのお祈りの時間がやって来ます。雨の日、モスクから流れるコーランの響きと混じり合った音楽の美しさといったら。。これはどうにかして持ち帰らねばとレコーダーを買って、試行錯誤しました。結局、コーランの声と雨の音とを別々に録音してコンピューター上で音楽と混ぜてその音を再現することになりました。
インドネシアで作ったのは2曲だけなので、Domani展のためにはもう3曲、毎晩夜なべしてパソコンと格闘して作りました。
使った音楽は、J.S.BachとRavel、作曲家でピアニストの巨勢典子さんのCD「pure song 」、巨勢典子さんとパーカッショニスト永井朋生さんがふたりで作ったCD「the color of water」の中から一曲づつお借りしました。
二人の音楽は、本当に染み入ります。
典子さん&朋生さん、曲そのままでなくコーランと混ぜ混ぜしてしまいましたが、曲を聴いている時にちょうどお祈りの時間になってコーランが入ってきちゃったと思って許して下さい。二人ともインドネシアにいるとき、来てくれたので分かってもらえると思います♪

J.S.Bach G線上のアリア HUSH :BOBBY McFERRIN YO-YO MA
亡き王女のためのパヴァーヌ MAURICE RAVEL
the color of water 時を刻む鳥  Noriko KoseTomoo Nagai
pure song 駅 Noriko Kose
Ancient Russian Christmas Sirin Choir
あれ?あともう一曲、バッハのギターの曲がわからない。れれれ?
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