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monasuky

monasukyのJagung Bakar。インドネシアの空の下で鋳金作品を猫と一緒にトウモロコシを焼きながら諦めずに作る、その記録。されど技法、なかれど技術、永い道のり完成は見えると遠のく。

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実写ホラー映画

時すでに遅し
シロアリは昨日の日没のアザーンと共に
家のドア枠や窓枠から穴を開けて噴出した。
いつのまにか羽が生えていて、家の中、家の外
構わず幾万ともなく飛び立つ。
柱にできた楊枝の先くらいの穴から
無数に噴射され続ける羽の生えた生き物。
殺虫剤を持っておののき立ち尽くす可哀相なわたし。
隣人はうちを覗き込んで、「うちも昨日やられたよ。
田んぼの近くだからしょうがないね、窓開けたら?」
と言った。
まいりました。
まいりました。
まいりましたー
ぁぁぁぁぁぁx
そそ、そらはあおいのに。
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ANTI RAYAP - 白蟻対策

いつのまにか白蟻に竹の彫塑台と家のドアとドア枠を食べられていて中がスカスカになってしまったので、アグリマートという農業専門店に薬を探しに行きました。白蟻は蟻だと思い、「SEMUT(蟻)が木と竹を食べてしまいました。」と説明したところ、「SEMUT(蟻)は通り過ぎるだけで何もしない。木や竹を食べちゃう虫はRAYAP(白蟻)だよ」ということで、RAYAPをやっつけるための薬を手に入れることができました。
なるほど、シロアリは白いアリではない。
中級インドネシア語講座
インドネシア語で白蟻はRAYAPです。忘れずに。

一時帰国

久しぶりの日本
ここが私の生まれた国
なのに、ときどき息がしづらい
時間とともに日本もインドネシアも変わっていく
日本のいいところ、いいところ
なめこのみそ汁
サンマルクカフェ
インターネットスピード

フクロウ博士

時間が止まってしまえばいいのにと
思うくらいに忙しい日々
ある夜、家の前にフクロウが
やってきた
インドネシア語ではBURUNG HANTU
といいます
お化け鳥という意味
耳があったらもっとかわいいのに

ブロンズ脱酸、鮭の骨

ブロンズの脱酸を昔は鮭の骨でやったという情報を聞いたのでやってみました。インドネシア近海には鮭は泳いでいないのでどうしたものかと思っていたら、ちょうど輸入食品屋さんでSalmon boneというパックを発見しました。身がたくさんついていたので、木炭で焼いて美味しくいただいてから、乾燥させてたものを熔けたブロンズの中に放り込みました。鮭の美味しい臭いがして黒い煙が出て、脱酸完了した模様。なんだこれ?!ノロの中から「鮭の腰掛け」が出てきました。鮭の骨がばらけるとこうなる。ブロンズダッサンシャケノホネ!

薬きょう熔かせ

インドネシアで真鍮を鋳込む場合、薬きょうを買ってくるのが一番真鍮の純度が高いと思われます。薬きょうのお尻にポチッと凹みがあるのが使用済みの安全な薬きょう。ああ、こわい。

友人の展覧会、真夏の夢


鋳金作家の本山ひろ子さんが参加するグループ展のお知らせ。
椿山荘の庭園や宴会場が会場となるそうです!

真夏の夢
DANDANS Exhibition No.5
A Midsummer Dream - 椿山荘 -

2009年8月16日(日)- 8月30日(日)
11:00 - 20:00 最終日は18:00まで

フォーシーズンズホテル 椿山荘 東京 
東京都文京区関口2-10-8
http://www.chinzanso.com/event/dandans_web/

明日16日、17:30より椿山荘1Fでオープニングレセプションなり。

高度2000m 「神々の座」

旅は道連れ。久しぶりにセーターを着て、
古マタラム王国時代のヒンドゥー教の聖地、
ディエン高原へ行きました。
ジョグジャカルタから北西へ
ボロブドゥールを超え、
段々畑を見下ろすウネウネ山道を越え、
Wonosoboを通り抜け、またウネウネ山あり谷あり道を越えた先にあるディエン。
「神々の座」という意味だそうです。
空気の色が違う、霧がせまってくる、光がちくちくする。
Wonosoboの街角で客を待つ白馬の汚れた足が印象的だった。

ジョグジャの展覧会


インドネシアを代表する作家
AGUS SUWAGEさんと
HERI DONOさんの個展が
ジョグジャで同時開催中です。
面白かったよ。

Pameran Tunggal Agus Suwage
アグススワゲ個展
“STILL CRAZY AFTER ALL THESE YEARS”
ジョグジャナショナルミュージアム
http://jogjanationalmuseum.org/
7月31日まで

Visual Arts Solo Exhibition by Heri Dono HERI-DONOLOGY
ヘリドノ個展
HERI-DONOLOGY
ジョグジャギャラリー
http://www.jogja-gallery.com/
8月2日まで

おすすすめ

リトライオハグロ

以前に仕込んだお歯黒液はすっかり水分が漏れて
しまって失敗。ただの臭い壷になっていました。
今回は大きな急須で、お酒はもったいないので
酢を使って作りました。
またもや、次の日には酢が漏れて、
工房中酸っぱい臭いに満たされました。
水分が漏れない壷が欲しい。
当たり前のようで当たり前でないこと。
 リリトライオハグロ
 リリリトライオハグロ
 リリリリトライオハグロ
 リリリリリリリリリリリ
オハグロは金属の着色に使う液です。

「空の高い南の町で」 もくじ




空の高い南の町で



序章
「平和なこと」 - ハリカミスといってきます。-
ハリカミス飛び立つ
飛行機はガルーダインドネシアGA881便

第一章
「クロモス・ガッタ」 - Kromos-gatta -
まだここは異国
事実、日常は奇なり
ハリカミス、歯を磨きながら蜘蛛の巣を見つける

第二章
「島鳥」 - SIMADORI -
ハリカミスは島の鳥となる
思えば日本もインドネシアも島国
島を愛し、果物を味わい、水牛・馬・ヤギと
友達になる

第三章
「あの山の2階」
あの山の2階を見つめるハリカミス
あの山の噴煙はいつか日本へ行くのかな

つづく

むまたった

どうにかして継ぎはぎの馬が立ったが、
次の瞬間すごい音を立てて崩れた。
溶接すべきか、鋳掛けすべきか、中に芯を入れてつなぐべきか、それともひもで縛っておくか、ボンドでくっつけちゃうか、ごはん粒でもはさんでおくか、悩みどころだ。